新たな動き

空手療育士の活動を少しずつ進めています。

いきなり大きな動きは、もちろん取れないのですが将来に向けて一歩ずつという感じです。

ありがたいことにこの間、ブログに記事を書いてから興味を持って頂いて、話を聞いてみたいと言う空手道場がいくつかありました。

さらに、これらの取り組みが分かって、みなぽっけの生徒が夕方からのビジョンクラスや空手クラスに通ってくれるようになりました。

そして、そういった子の中から先日、また大会で入賞者が生まれました。

療育のクラスでは、中々周りの雰囲気に流されて、運動やビジョンのメニューに入りきれない子も、定型の子ども達の中に入るとしっかりメニューについていけたりします。

もちろん、信頼関係や緊張させない言葉がけや雰囲気作り等は必要ですが

今年も、みなぽっけでは、12月のクリスマス会で板割りの演武会が行われます。

今から、一生懸命練習に励んでいる子ども達が沢山いるので、この演武会で自信をつけて、空手道場に通ってくれる子が出る事を期待しています。

演武会まで、あと少し!

みんな練習頑張りましょう!

これからの・・・

かなり久しぶりの投稿になりました。

事業が広がり、かなりバタバタした上、大学のスクーリングやテストにレポートと時間がほとんどなく、ブログに取り掛かる事ができませんでした。

その上、今後のために資格や勉強会にも参加していたので、自分でも何がなんだか分からなくなっている時期もありました。

でも、そのおかげで

 

 

 

 

 

 

 

 

以前から、みなぽっけの授業でも取り組んでいた空手療育を商標登録することができました。

そして、空手だけでは中々効果が出づらく、今まで学んだ原始反射と切り離せない部分でビジョントレーニングの勉強会に出続けてやっとインストラクター資格を取得しました。

今、色々な所で運動指導を頼まれる時に、発達障害の授業だけでなく、自分なりに作り上げた、運動とビジョントレーニングと空手の意識を統合したメニューを行い、かなり好評を得ています。

これからは、賛同して頂ける、空手道場の方たちに、このやり方を広めて行って、どんな子ども達にも空手ができる環境を作って行こうと思っています。

空手療育や空手のビジョントレーニングに興味を持っている方は、ご連絡を頂くか教室を見学に来てください。

お待ちしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなぽっけ空手 続編

鈴木道場の大会で、鈴木先生が「みなぽっけ体験会」のチラシを配布し、会場で告知して下さったおかげで、沢山の方から問い合わせを頂けました。

鈴木先生ありがとうございました。

中でも帯栄道場のN先生が、みなぽっけでの空手授業に関心を持って下さり、体験にきて下さいました。

ちょうど、空手着が届いて初めて袖を通したみなぽっけ職員達と

 

 

 

 

 

みんな本当に楽しそう

授業はいつも通りテンポよく進み、メニューの切り替わりの速さと、子ども達の真剣さにN先生もビックリしていました。

ビジョントレーニングの要素を入れたミットをかわしながら攻撃を行うミットもさらに進化しこの通り

そして、飛び蹴りはハイキックミットを6枚積んでそれを飛び越えながらキック

手前の対象物を認識しながら、奥にあるミットに照準を合わせて蹴るという動作は見た目よりもかなり難しく高度な運動なのですが、この通り

楽しくそして興味を持ったものがあれば子供はドンドン発達していきます。

今週末はいよいよ「みなぽっけ体験会」

みなぽっけで行っている空手授業も体験できますし、私が小樽の小学校や療育授業等で行っている、ビジョントレーニングの説明会もあります。

お時間のある方は是非、お越しください

よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなぽっけ空手

今までは、試験的に療育授業内で空手を行い、道場練習にこられる生徒たちと空手を行ってきましたが、いよいよ正規に授業内で空手を行う事にしました。

これで、習い事に困っていた生徒や送迎等の理由で道場練習に参加できなかった生徒たちも空手ができるようになりました。

やってみて思うのは、みんな本当に上手

というのも、みなぽっけで、私が運動教室に通いながら色んな競技で全日本大会を目指す子にも行っている運動メニューもやっている生徒たちなので、突きや蹴りだけでなくコンビネーションでの身体の使い方もバッチリです

基本稽古での蹴り方も足の引き寄せ方もこの通りですし

基本稽古

突きの気合も素晴らしい

 

 

 

 

 

練習の締めくくりは大人気の飛び蹴り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォームも高さも抜群です

集中が続くように短時間で切り上げていますが、終わってからそれぞれスタッフを捕まえて自主的に個別練習しています。

毎週レベルアップしてくるので教える方も練習が楽しみです

 

 

空手療育

みなぽっけに、興味を持って下さるご父兄様から「運動だけでなく習い事として空手を教わる事はできないのですか?」とか、「せっかくここに来て運動もできるようになったのに中々、受け入れてくれる習い事がない・・・」というような事を言われます。

実際にイベントで行ったり、ほんの少し授業で行うだけで、空手が子ども達に与える効果はかなり大きいものがありましたし、色んな勉強会で、「発達障害には呼吸を鍛えたり、動きの中に止めと動きを繰り返す空手の動きはかなり有効なのに、空手の先生が何でやらないの?」とよく言われていました。

これらを考え、みなぽっけの中で、20年以上にわたる空手指導と5年にわたる現場経験で培った療育知識を合わせて新たに「空手療育」をスタートさせる事にしました。

今後は、空手を真剣に療育に活かしていきたいと思っている人たちで協力できる体制を作り「空手療育士」という専門知識を持った空手家の養成に努めていこうと思っています。

希望する子供には、昇級試験への挑戦や試合への出場も行い、子ども達の自信の獲得そして発達につなげて行こうと思っています。

 

子どもの運動環境

先週末、経営の勉強会の後すぐに子どもの体幹トレーニングの講習があり受講してきました。

参加者はやはり子供の運動に現役で関わっている人が多く、コーチや監督、幼稚園や保育園の体操の先生と色んな方がいました。

やはり皆、今の子ども達の運動能力の低さや運動時間の短さを気にかけていました。

そして、こんな状態なのに、何故か子ども達に運動の技術ばかりを教える大人たちが多すぎるという事も

講習の先生も言っていましたが、木の根を育てずに幹や枝を育てれば、見かけはどんなに立派に生い茂った枝や太い幹になってもすぐに倒れる木を育てる事になると

子ども達の運動指導を行う大人は、出来れば勉強会に参加し、自分以外のジャンルの指導者たちと話したり、正しい理論を学ぶべきだと思います。

しかし、一番考えなければならないのは、子ども達が自由にそして精いっぱい遊びながら身体を発達させていける環境が少ないことで、しかも年々そういう環境は奪われて行っています。

 

 

 

 

 

 

これは、娘を連れていった帯広近郊の公園ですが、北海道の中で子供の外遊びの環境が整った十勝でもこんな感じです・・・

事件現場みたいですよね・・・

やはり、うちの運動教室やみなぽっけが果たす役割は大きいし、私はもっともっと子ども達の遊べる環境を作っていこうと思います。

 

ご報告

あまりの多忙ぶりにブログを更新する時間がなく年末になってしまいました。

ほとんどの方がご存知かと思いますが、白蓮会館小樽支部、帯広支部は6月いっぱいで閉鎖し、私は白蓮会館を退館することとなりました。

今まで、仕事で会社を2社運営し空手の指導を小樽、帯広と片道200km以上の道のりを通い、両親の介護と子育て・・・何とかこなしてきました。

仕事も忙しく、さらに両親は介護度5と4でいつ何があってもおかしくない状態で北海道を離れることができず、最近の会館行事はK澤に代行してもらっていました。

しかし今後、白蓮会館では、技術の正確な伝承のため支部長が必ず出席しなければならない講習会が行われる事になり、私なりに悩みそして二代目と宗師に相談させて頂き、今の状態で支部長業を継続するのは難しいという結論に至り退館させて頂く事となりました。

幸い、小樽には私の他に小樽西支部の田中支部長がいますし、田中支部長が小樽支部時代一緒に稽古をしていた拳士はすでに小樽西支部に移籍しているので、今後小樽西支部が小樽支部として運営してもらえる事になりました。

このような形で、空手の指導から離れることになり本当に申し訳なく思っています。

私の今後に関しても、二代目と宗師との話し合いで色んな面でご配慮頂き、私が運営している保育園を含めて保育園や幼稚園で教えている空手そして、空手の生徒以外も多数通っている運動教室そして、先生を変える事が難しい発達障がいをかかえた生徒の空手は私が行っていける事となりました。

支部の閉鎖に向けてかなりバタバタしていて、皆さんにご迷惑をおかけ致しまして申し訳ございませんでした。

最後になりましたが、杉原宗師、二代目館長をはじめ白蓮会館でお世話になりました全ての皆様そして、空手で携わったすべての皆様に、感謝の意を申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

 

ビジョントレーニングその後

ビジョントレーニングを始めて、色んな変化がおきています。

目の動きが良くなるのはもちろん、集中力そしてやる気まで変わってきた気がします。

試合への取り組み方や気持ちの強さ、やはりビジョントレーニングはK先生が言うように脳のトレーニングなんですね

最近は、積極的になってきてドンドン色んな事をやりたがります。

こんなことまで出来るように

さらに高学年はこんなことも

ほんとに凄い

そし反応を見てもらえればわかるように、みんな本当に楽しんでいる

これが一番大事

この楽しみがあればもっともっとレベルアップできます。

私は、レベルアップメニューを考えるのが大変ですが・・・

 

 

 

 

十勝組手会

3月24日の土曜日に帯広道場で組手会を行いました。

北心会の越智先生が強豪選手を沢山連れてきてくれたので、小樽道場からも沢山の拳士が参加してくれました。

ご父兄が来られる拳士以外は私が連れて行くことになり、キョンチ、ヤマトとのドライブ

帯広に着いてまずは食事

道場近くの私お勧めのラーメン店です

 

 

 

 

 

この後、仲良し二人をホテルに連れていってチェックインそして道場に行ってまずは正規授業のお手伝いをしてもらいました。

 

 

 

 

 

運動教室や自由遊びの時間は小樽に負けないくらい騒がしい上に体験が6名も来ていたので、かなり大変そうでした

そしていよいよ、組手会参加の北心会と鈴木道場の拳士が到着して組手会

凄い熱気でした

 

 

 

 

 

全日本経験者がこれだけ揃うのは中々ない事だったので、みんなの集中力もすごかったです。

そんな、ビリビリした雰囲気の中でもドンドン強豪選手と組手をする白蓮帯広ママさんチーム

頼もしいです

 

 

 

 

 

中には、実家が帯広道場のすぐそばで、2日間にわたって参加してくれた拳士もいて交流もできてとても良かったです。

小樽の練習会同様、こちらの練習会も定期的に行っていく予定ですので、またみんなでドンドン練習して、北海道から日本そして、世界に通じる選手を育てましょうね

練習会にご協力頂いた、越智先生、鈴木先生本当にありがとうございました。

次回もぜひお願いします。

最後に2日間組手しまくったライバル達で記念撮影

必ず北海道空手界を引っ張っていく拳士になると思います。

 

 

受け入れること

その瞬間の表情は、嬉しさと悔しさが混じりそして、どこか照れ臭いような何とも言えないものでした。

でも、自分のすべてを出し切ったことが分かっているのか、涙はなく十字を切って礼をした後、胸を張って試合場から出てきました。

私はそんな彼を抱きしめ「素晴らしい試合だったよ」と言って抱きしめました。

普通ならここで「先生」とか言って感動を呼ぶのですが、そこは彼らしく「あー負けた」「あー暑い」を連発していました

みなぽっけ空手プロジェクトを始めて約2年本当に色んな事がありましたが、そのすべてが報われた入賞でした。

これは、私だけが何かをしたのではなく、本当にチーム一丸となってつかみ取った入賞です。

道場だけでなく、メンタルの部分や運動メニューを一緒に考えてくれたみなぽっけのスタッフそして、一緒に指導をしてくれているS籐さんはじめ道場の仲間そして彼のお母さんはじめ道場のすべてのご父兄

本当に感謝、感謝です

もちろん、この入賞には発達に関する数年の勉強した知識や技術は不可欠でしたが、一番は道場全員が発達障害を持つ子を受け入れてくれた事だと思います。

発達障がいの子供は、やはり季節の変化や環境の変化に敏感で、入学式前などに急に他害行為が増えたり、先生の話を聞いてはいるけど、寝っ転がったり、飛び跳ねたりします。

運動や空手でいきなり魔法の様にその行動を変えることはできないので、徐々に統合しながら、空手や運動を並行して行うしか方法はないです。

礼儀礼節だけを強調し、そういう子を無理やり押さえつけて皆と同じ行動をとらせようとすると必ず歪が起きます。

私達、指導者や定型のお子さんしか見たことがないご父兄はそれをありのまま受け入れることが必要で、これができそうで出来ないのです。

前回、ブログで書いたように、こういう状態では、レベルが下がると辞めて行った家族もありましたし、私自身、発達障害の子供をただ預かっていればいいと最初は思っていました。

これではお互いが不幸になります。

道場全員が発達障がいという物を正しく理解し、それぞれの子供の特性をありのまま受け入れる。

これが一番重要ですし、今回の一番の勝因です。

決勝の再延長戦まで、一切手数が落ちずしかも最後まで技ありを狙って上段を蹴り続けた彼の試合は、何があってもみんなが支えて受け入れてくれているという安心感からきた物です。

このお互いの信頼関係を道場全員で結ぶことが出来たことが本当に嬉しかったし私以上にご父兄全員が涙した理由だと思います。

こういう試合をみせてくれた事に本当に感謝しています。

この入賞は、みなぽっけ空手プロジェクトそして今後、発達障がいがあっても空手を習いたいと思っている子達への希望の光となります。

本当にありがとう Y