向日葵のかっちゃん

この間、函館に行ってきました。

この忙しさの中なので、当然日帰り・・・

目的は舞台鑑賞のためです。

皆さん「向日葵のかっちゃん」というロングセラー小説をご存知でしょうか?

西川 司さんという作家が書いた自伝的小説で特別支援学級の「向日葵クラス」に通い、時間も簡単な算数も分からないかっちゃんが森田先生という教師と出会い勉強もスポーツもクラスのトップにまでなるというお話です。

 

これは、ほとんど実話で劇の中でも、実際の森田先生の写真が使われていました。

そして、西川さんが函館出身ということもあり、東京等で公演していたこの舞台を函館でも行う事になったそうです。

 

 

 

 

 

 

発達支援に係る者なら是非みてみたいという理由もあったのですが、なんとこの主役のかっちゃんを演じた吉田 明生さんが妻の大親友の子どもという事もあり急遽、強行スケジュールで函館に行くことになったのです。

ちなみに明生さんは、全くの素人ですが、声優や舞台に憧れ、自分の高校に演劇部を作ろうとしましたが、それも叶わず悩んでいる時に、一緒に演劇部の立ち上げを考えてくれた先生の勧めでオーディションを受け、プロや演劇部の人たちの中から主役の座を勝ち取ったそうです。

舞台は内容もとても良い作品ですが、プロとアマチュアがとてもうまくそれぞれの良さを引き出していて最後は感動でみんな号泣でした。

成人したかっちゃん役の村野 武範さんも1列目から全員が涙する舞台は中々ないと言っていたそうです。

私たちは昼の部だったので、客層は色々でしたが、夜の部は療育関係者がものすごく多かったそうです。

さすが、療育が進んでいる函館だけあります。

舞台が終わって、西川さんと少しお話をして写真を撮らせて頂けましたし

 

 

 

 

 

NHKや道新の取材の合間に明生さんと写真撮影もできました。

 

 

 

 

 

 

自分の子どものように接してきた明生さんの頑張りに妻は泣きっぱなし

とにかくこの日は、人間の強い信念は、不可能を可能にすることを実際にみせてもらえました。

私も新たにやる気がでました

明生さん並びに舞台関係者の皆さん本当にありがとうございました。